2012年9月17日

夕刻の公園で話しかけられたこと

地元のB沼公園。
木々に囲まれ、昼間でも心地よい ランニングコースがあるので、
ランニングに、ウォーキングに(主にこっちだが)よく利用する。

先週の日曜日のこと、
涼しくなった夕方を見計らい、軽くランニングしに行った。

ゆっくりと三週ほどして、ベンチで休む。
すっかり日が暮れ、水面に映るネオンがキレイだったので
iPhoneで写真を撮っていた。



すると、「写真ですか?」と声をかける人がいる。
スラックスにシャツ姿の男性。
肩にはショルダーバッグをかけていたので、
「ええ。そちらも写真ですか?」と返事をした。

彼は「僕も写真が好きなんです。今日はたまたま通りがかっただけなんですが」
と答える。
同じ趣味を持つ同志、突然話しかけることは不思議じゃない。

「お仕事の帰りですか」と聞くと
「いえ・・・実はいま求職中でして」と言う。
学生かな?と思ったが、そう若くはなさそうだ。
あまり聞いちゃ悪いかなぁと言葉に詰まっていると、
彼は「いま4次面接までいっている会社がありまして。次は社長面接なんです」と答えた。

ちょっとホッとしたが、
「でも不安なんです。もうすでに何社も落ちているので」などと顔を曇らせる。

僕「そうでしたか。でも4次面接まできたのなら もう安心ですね」

男性「今まで教員をしていたのですが、もっと世の中のことをを知りたくて転職を決意したんです。今面接をしている会社は子供向けの教材を作っている会社なんですが、仕事は営業なんです」
「自分で決めたこととはいえ、急に不安になってきて・・・」
と、たまっていた感情を吐き出すように一気に話し出す。
そうか、不安な気持ちを誰かに聞いてもらいたかったのかな。

僕は、彼の気持ちをほぐそうと
「まあ、どんな仕事も初めは不安なものですよ。僕は7回転職してますが、なんとかなってますからw」などと軽口をたたく。
すると男性は「そうなんですか?」と食いついてきた。

男性「失礼ですがお名前は?僕は○○と申します」
僕「あ、□□(本名)といいます」

男性「□□さんは今どんなお仕事をされているんですか?」
僕「んーまぁサービス業ですかね」
男性「会社の場所はどちらですか?」
僕「ん、んっと、都内です」

男性「そうなんですかーやっぱ通勤時間は短いほうがいいですよね?」
僕「まぁ1時間ぐらいなら問題ないでしょうね」

男性「そっかー僕は独身なのでいいんですが、家族ができたら
通勤時間も気にしたほうがいいですよね・・
□□さんはご結婚はされているんですか?」
僕「あ、はい」
男性「お子さんは?」
僕「1人ですが・・・」

こんな会話を数分続けて、ハタと気が付いた。
自然な会話をしながらも、巧みにこちらの情報を聞き出されている。
しかも、一度聞いたこちらの名前をしきりに呼んでくる。。。

ぼちぼち引き上げ時かなーと
「そろそろ帰りますので」と言うと
男性は「そうですか」と残念そうな顔を浮かべ
「□□さん、せっかくこうしてお知り合いになれたのですから、今度お茶でもいかがですか」

ん?こんな暗いところで知り合った人を いきなりお茶に誘うか?
頭の中で警報音が鳴った。

男性は急にまくし立ててくる。
「来週の日曜日の午後はいかがですか?またこの場所で待ち合わせて」
と携帯を取り出し、アドレスの交換でも、という姿勢になった。

あーーこりゃ怪しいわ。
なにがなんでも次回のアポを取りたいらしい。
突然、彼が営業マンに見えてきた。

「またお会いできたら」
と、さっさとその場を離れると
「チッ」という彼の舌打ちが聞こえた(ような気がした)。

何かのセールス?あるいは新興宗教?
わからないけど、もう関わりたくないなー








2 件のコメント:

  1. そんな事があるんですねぇ…
    警戒したのは正解でしょうね、宗教の勧誘ですかね?

    僕ならすっかり心開いてホイホイついて行っちゃうだろうな…いい大人なのに…(´・ω・`)ショボーン

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  2. 近所に某宗教団体の会館があるので、そちらの勧誘かもしれません。。
    一見オドオドしているのに、しっかりこちらの情報を聞き出すあたりに百戦錬磨の匂いがしました。。。
    ご注意ください。

    なーんて、ただ友達になりたかっただけかも?

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